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Too Real...

Too Real...(1)
Too Real...
『すーちゃん』。イラストレータの益田ミリさんが4コマ漫画形式で30代独身女性の日常を描いた漫画です。数年前は「負け犬」というカテゴリーでくくられていた30代独身女性たちが登場人物の大半をしめる物語といえば、読む前から想像できそうですが、ちょっと違いました。

確かに、仕事や恋愛、家族、自分の生活、性、これらがしっくりこないまま、なんとなくすぎていく。なんとかしたいと思いつつも、うまいアクションが起こせずにいる。しかし、「負け犬の遠吠え」的な、ある意味開き直りの境地に導いていくくれるのかというと、そうではありませんでした。

この本がすーちゃんと同世代女性にうけまくっているのは、物語の中で特に答えらしきものを提示していないということなのだと思います。常に曖昧なところで、納得しつつもうらはらな気持ちがある状態で登場人物たちは行動していく。すーちゃんや同い年の友人たちは、ただ目の前の日常にくよくよして、悩んで、泣いて、泣きつかれて、だんだん立ち直って、がんばろうと思って、またくよくよして・・・というテンポで物語りを生きています。このテンポが、人間の感情としてはあまりにリアルすぎて、「こういうのあるよね」的な共感を呼んでいるのだと思います。少年ジャンプの主人公たちが「勇気」や「根性」「努力」といったテーマを体現し、ぼろぼろになりながらも物事を解決し、次の障害へと立ち向かいながらバージョンアップしていくといった世界とは対極にありますね。

「テンポ」という言葉で言い表したのは、全編四コマという手法により、とてもリズム感があるような気がしてしまうのです。なんだかふわふわしたようなメリハリのない物語展開ですが、気が付いたらあっという間に読み終わっていました。
すーちゃん
すーちゃん益田 ミリ

おすすめ平均
starsシンプルな絵
starsリアルな日常のひとコマ
starsいたい、いたすぎる
starsありのままの自分は好きですか?

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この続編ともいえる『結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日』ですが、こちらはさらに介護なども問題も入っています。様々なメディアで取り上げられ、帯には精神科医の香山リカ先生の名もありますね。
結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日
結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日益田 ミリ

おすすめ平均
starsあまり思い悩まない方がいいと思う・・
starsふとしたときに読みたくなります
stars1回読んで転売してしまいますた。
stars淡くて深い物語
starsこころが優しくなります

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Update: 01:44, Jun 27, 2008 | Category: Book | edit | read the comment about this entryRead() | rssRss