CON PASSIONE!
CON PASSIONE !
イタリア語で「情熱を込めて」という意味の「CON PASSIONE」。これはタリーズコーヒーのエスプレッソコーヒー商品名になっています。店舗でもフェローの方々が注文時に発してくれますね。これから紹介する本を読んで初めて意味がわかったのですが、この言葉を聞くためだけでもいいから、タリーズコーヒーを飲みにいきたくなりました。
2006年11月に伊藤園の子会社となったタリーズコーヒージャパン、松田公太氏退任後、動向がずっと気になっていましたが、この本で彼の次の決意を伺うことができました。
人生の長さを再確認
なぜ強烈な情熱を持って仕事が出来るのか
伝説の起業家大復活!
私の価値観を変えた一冊です。
この本のタイトル「仕事は5年でやめなさい」というのは、5年毎に転職しろという意味ではありません。5年単位という期間を設定し、その間に自己のスキルを成熟させ、次の自分にバージョンアップさせていくという考え方です。
松田氏は「現状維持」という考え方を「非常に危険」と言っています。
タリーズコーヒージャパンは、松田氏がアメリカ本社と体当たりとも思える交渉で日本に店を構え、見事上場させた会社ですが、上場を一つの目標に設定すると、そこまでは全社一丸となって働くものの、上場までたどり着いたとたん、この状態を維持し続けることで満足してしまう危険がある。企業としては上場してからが始まりなわけで、さらに上を目指さなくては成長していかない。業界の地位についても同様で、第一位の企業より、二位、三位の企業の方が勢いがあったりするわけです。一位という地位にあぐらをかいているのではなく、常に成長を遂げる努力をし続けること(日本の経済大国としての世界第二位という点についても、氏の見方は否定的でした。世界第二位という地位はとてもいいように聞こえますが、第一位になろうとしていない日本の姿勢について、転落する危機が含まれているようなニュアンスでした)。
そういった成長への努力を、5年という期間を設定し、期限付きで行うことで、人間はバージョンアップできるという考え方です。
ただ、ルートが一つ危惧しているのは、こういった松田氏の言葉が今の若者に届くのだろうかということです。消費をせずにお金をため、自己防衛に走る今の若者を「新日本人」というそうですが、サラリーマンとなって月々に決まった給料をもらうという安定志向を目指す若者は、松田氏の言葉に対し、「おっしゃるとおりですね。でも自分は今のままでいいです」とあっさりいわれそうな気がしてしまうのです。
でも、松田氏のこういった考えの根底にあるものを実感できれば、少しは「新日本人」に届くかもしれません。それは、人間はいつか死ぬという、当たり前だけれども普段意識しにくいことです。
彼は新入社員に死ぬまでの未来図を書かせるそうです。その際、死の期限までに年毎の線を引かせ、その本数を数えてみると人生の期間を実感できる。自分の死ぬ年の算出方法は、遺伝を元に考え、身内の亡くなった年齢から自分の寿命を算出するというもの。そしてその間に何本線を引けるか、線をひいたら線の間にどれだけのことを具体的に書けるか。
松田氏の場合、母親と弟さんの亡くなられた年齢から、自分の寿命を「50歳」と算出されたそうです。当人、今年40歳ですから、残り10本の線。
本書ではこの後の松田氏の展開の概要が述べられていますが、松田氏にとっては残り10本に線引きされた人生なわけです。彼が語っていくタリーズコーヒーのアジアへの展開、全米第2位のサンドイッチチェーン「クイズノス」の世界展開について、一語一語が命がけの決意であり、「生」の重みをもって響いてきます。「仕事と割り切って」という言葉を簡単にいう人がいますが、そんな言葉がとても軽薄に感じられます。
アジアで「コンパッシオーネ」と響くタリーズコーヒーが早く飲めることを期待します。
※本書に書かれているタリーズコーヒージャパン設立までのことは、松田氏の最初の著書を読まれた方がよりわかると思いますので、リンクを載せておきます。とても良い本です。
タリーズファンになりました
病弱な私にはこのやり方は無理と思いました
松田さんの熱いエネルギーを感じます
TULLYSにかける熱い思い
本からも熱気が出てくるような熱さ
2006年11月に伊藤園の子会社となったタリーズコーヒージャパン、松田公太氏退任後、動向がずっと気になっていましたが、この本で彼の次の決意を伺うことができました。
仕事は5年でやめなさい。
posted with amazlet at 08.06.20
松田 公太
サンマーク出版
売り上げランキング: 196
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おすすめ度の平均: 

人生の長さを再確認
なぜ強烈な情熱を持って仕事が出来るのか
伝説の起業家大復活!
私の価値観を変えた一冊です。この本のタイトル「仕事は5年でやめなさい」というのは、5年毎に転職しろという意味ではありません。5年単位という期間を設定し、その間に自己のスキルを成熟させ、次の自分にバージョンアップさせていくという考え方です。
松田氏は「現状維持」という考え方を「非常に危険」と言っています。
タリーズコーヒージャパンは、松田氏がアメリカ本社と体当たりとも思える交渉で日本に店を構え、見事上場させた会社ですが、上場を一つの目標に設定すると、そこまでは全社一丸となって働くものの、上場までたどり着いたとたん、この状態を維持し続けることで満足してしまう危険がある。企業としては上場してからが始まりなわけで、さらに上を目指さなくては成長していかない。業界の地位についても同様で、第一位の企業より、二位、三位の企業の方が勢いがあったりするわけです。一位という地位にあぐらをかいているのではなく、常に成長を遂げる努力をし続けること(日本の経済大国としての世界第二位という点についても、氏の見方は否定的でした。世界第二位という地位はとてもいいように聞こえますが、第一位になろうとしていない日本の姿勢について、転落する危機が含まれているようなニュアンスでした)。
そういった成長への努力を、5年という期間を設定し、期限付きで行うことで、人間はバージョンアップできるという考え方です。
ただ、ルートが一つ危惧しているのは、こういった松田氏の言葉が今の若者に届くのだろうかということです。消費をせずにお金をため、自己防衛に走る今の若者を「新日本人」というそうですが、サラリーマンとなって月々に決まった給料をもらうという安定志向を目指す若者は、松田氏の言葉に対し、「おっしゃるとおりですね。でも自分は今のままでいいです」とあっさりいわれそうな気がしてしまうのです。
でも、松田氏のこういった考えの根底にあるものを実感できれば、少しは「新日本人」に届くかもしれません。それは、人間はいつか死ぬという、当たり前だけれども普段意識しにくいことです。
彼は新入社員に死ぬまでの未来図を書かせるそうです。その際、死の期限までに年毎の線を引かせ、その本数を数えてみると人生の期間を実感できる。自分の死ぬ年の算出方法は、遺伝を元に考え、身内の亡くなった年齢から自分の寿命を算出するというもの。そしてその間に何本線を引けるか、線をひいたら線の間にどれだけのことを具体的に書けるか。
松田氏の場合、母親と弟さんの亡くなられた年齢から、自分の寿命を「50歳」と算出されたそうです。当人、今年40歳ですから、残り10本の線。
本書ではこの後の松田氏の展開の概要が述べられていますが、松田氏にとっては残り10本に線引きされた人生なわけです。彼が語っていくタリーズコーヒーのアジアへの展開、全米第2位のサンドイッチチェーン「クイズノス」の世界展開について、一語一語が命がけの決意であり、「生」の重みをもって響いてきます。「仕事と割り切って」という言葉を簡単にいう人がいますが、そんな言葉がとても軽薄に感じられます。
アジアで「コンパッシオーネ」と響くタリーズコーヒーが早く飲めることを期待します。
※本書に書かれているタリーズコーヒージャパン設立までのことは、松田氏の最初の著書を読まれた方がよりわかると思いますので、リンクを載せておきます。とても良い本です。
すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)
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松田 公太
新潮社
売り上げランキング: 667
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おすすめ度の平均: 

タリーズファンになりました
病弱な私にはこのやり方は無理と思いました
松田さんの熱いエネルギーを感じます
TULLYSにかける熱い思い
本からも熱気が出てくるような熱さ
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